【実録】Gemini活用事例|非エンジニアが「SEO分析プラグイン」を自作した全記録
目次
- Gemini活用事例|仕事効率化から日常使いまで
- 【文章・要約】メール作成・議事録・長文処理
- 【Google連携】Gmail・Drive・ドキュメントとの神連携
- 【マルチモーダル】YouTube要約と画像認識
- 【分析・データ】検索連動によるトレンド分析
- 【プログラミング】コード生成とデバッグ
- 【実録】Gemini活用事例|SEO分析プラグインを「会話だけ」で自作した全工程
- なぜ非エンジニアの「開発パートナー」に最適なのか
- 【V1 課題発見】記事管理の限界と「入力欄・CSV出力」の実装
- 【V2 機能拡張】正規表現で「見出し構成・文字数」を丸裸にする
- 【V3 壁と突破】JIN:Rで起きたエラーと「Auto-Discovery機能」の閃き
- 【応用】自作ツールで発見した「孤立記事」とSEO改善
- 【2025.12.16 追記】このプラグインの効果実証データ
- 【2025.12.30 追記】非エンジニアが、今度はAIだけでポッドキャスト番組を立ち上げてみた
- よくある質問(FAQ):Gemini開発の疑問
- まとめ:Gemini活用事例は「アイデア」次第で無限大
こんにちは、AI Work Hack 管理人のLONです。
突然ですが、あなたはGeminiを「ただの検索エンジンの代わり」に使っていませんか?
あるいは、「GPT-5.1の方が頭がいいから」と、Geminiを開く回数が減っているかもしれません。
正直に言います。
それはあまりにも「もったいない」です。
実は、GeminiにはGoogle Workspace(ドキュメントやDrive)との連携や、長文脈の理解において、他のAIにはない圧倒的な強みがあります。
さらに、私のような「コードが書けない非エンジニア」にとって、Geminiこそが「最強の開発パートナー」になり得るのです。
今回、私はGeminiと対話するだけで、WordPressの管理画面で動く「プロ仕様のSEO分析プラグイン」を自作しました。コードは1行も書いていません。
この記事では、ビジネスや日常で使える「Gemini活用事例の決定版」と、実際に私がツールを開発した「実録エピソード」の2部構成で、その真価を徹底解説します。
とはいえ、まだGeminiを触ったことがない方は、まず【基礎編】Geminiの基本的な使い方と設定方法を下記の記事よりご覧ください。

- 仕事から日常まで使えるGeminiの具体的な活用事例15選
- 非エンジニアがGeminiで「WordPressプラグイン」を自作する全手順
- GPT-5.1と比較した、Geminiならではの「開発における強み」
- 自作ツールで見つけた「SEOの致命的な欠陥」と改善事例
▼ Geminiができること:活用事例一覧
| カテゴリ | 活用シーン | Geminiの強み |
|---|---|---|
| ビジネス・文書 | メール作成、議事録要約、企画書 | 自然な日本語、長文処理が得意 |
| Google連携 | Drive内検索、Docs作成、Gmail要約 | Google Workspaceとの直接連携 |
| マルチモーダル | YouTube要約、画像からデータ化 | 動画・画像を読み込む速度が爆速 |
| 分析・データ | 競合調査、SEO分析、トレンド把握 | Google検索(リアルタイム)連動 |
| 開発・実装 | コード生成、エラーデバッグ | 文脈維持力が高く、修正指示に強い |
Gemini活用事例|仕事効率化から日常使いまで
まずは、Geminiを使いこなすための「基礎体力」となる活用事例を紹介します。
特にGoogle Workspaceとの連携は、他のAIツールには真似できないGeminiの独壇場です。
【文章・要約】メール作成・議事録・長文処理
Geminiは、日本語の文章作成において非常に自然で丁寧な表現を得意としています。
特にビジネスメールや、長い会議の議事録要約においては、GPTシリーズよりも「人間味のある」テキストを出力する傾向があります。
- メール返信:「受信したメール(テキスト貼り付け)に対して、丁寧にお断りする返信文を書いて」
- 要約:「この議事録テキストから、決定事項とNext Action(誰がいつまでに何をするか)だけを箇条書きで抽出して」
【Google連携】Gmail・Drive・ドキュメントとの神連携
Gemini最大の武器は、「Googleのサービスと直接つながっていること」です。
拡張機能をONにするだけで、GeminiはあなたのGoogle DriveやGmailの中身を検索・参照できるようになります。
これは「業務効率化」の次元を変える機能です。
- ファイル探し:「Driveにある『2025年 企画書』という名前のついたPDFを探して要約して」
- 横断検索:「GmailとDriveから、『A社プロジェクト』に関する最新の情報をまとめて」
いちいちファイルをダウンロードしてアップロードし直す必要はありません。
Geminiに「見に行って」と頼むだけで完結します。
【マルチモーダル】YouTube要約と画像認識
テキストだけでなく、画像や動画、音声も処理できる「マルチモーダル」機能も強力です。
特にYouTube動画の要約は、情報収集のスピードを劇的に上げます。
さらに、YouTube動画の要約なら、要点が説明されている箇所のタイムコードも出力されますので、クリック一つですぐに該当箇所に飛ぶことができます。
- YouTube要約:動画のURLを貼り付け、「この動画の要点を3つにまとめて」と指示するだけで、内容を把握できます。
- 手書き文字のデジタル化:ホワイトボードの写真をアップロードし、「これを表形式のテキストに変換して」と指示すれば、会議メモが即座にデータ化されます。
【分析・データ】検索連動によるトレンド分析
GeminiはGoogle検索とリアルタイムに連動(Grounding)しています。
最新ニュースやトレンド情報を踏まえた分析は、学習データがカットオフされている従来のLLMよりも正確です。
「現在のGoogle検索上位10記事の傾向を分析して、不足しているトピックを挙げて」といったSEO分析にも最適です。
【プログラミング】コード生成とデバッグ
そして最後に、プログラミング支援です。
複雑なロジック構築も優秀ですが、Geminiは特に「文脈を維持した修正」に長けています。
エラーログを貼り付けて「直して」と言うだけで、的確な修正案を出してくれます。
次章では、このプログラミング能力を使って、非エンジニアの私が実際にツールを開発した全記録を公開します。
【実録】Gemini活用事例|SEO分析プラグインを「会話だけ」で自作した全工程

ここからは、実際に私がGeminiを使って「SEO分析プラグイン」を作り上げた泥臭い失敗談と成功の記録です。
使用したのは、Pro版のGeminiとWordPressだけ。
「開発ならGPT-5.1では?」と思うかもしれませんが、あえてGeminiを選んだ理由があります。

なぜ非エンジニアの「開発パートナー」に最適なのか

私がGeminiを推す最大の理由は「圧倒的なコンテキスト(文脈)理解力」と「素直さ」です。
- 長文脈に強い: プラグイン開発では、数百行のコードを何度も読み込ませます。Geminiは過去の修正履歴を忘れず、「さっきのあそこ直して」が通じます。
- 最新情報へのアクセス: Google検索と連動しているため、WordPressの最新バージョンの仕様変更などにも強いです。
- エラー解決の粘り強さ: エラーログを貼り付けた際、具体的な修正案を提示するスピードが段違いです。
つまり、「仕様書がないフワッとした状態」から形にするのが得意なのです。
これはまさに、私たち非エンジニアがやりたいことと合致します。
ちなみに、本格的な開発をするなら有料版の「Gemini Advanced」が推奨ですが、無料版でも十分な性能を持っています。
ご自身の用途に合わせたプラン選びについては、以下の比較記事を参考にしてください。
参考:Gemini Advanced(現Google AI Pro)の料金は高い?月額2,900円の実質価格とUltraとの違い
ChatGPTの便利な使い方が知りたい方はこちらの記事がオススメ
【V1 課題発見】記事管理の限界と「入力欄・CSV出力」の実装
運営サイトの記事数が100を超えたあたりで、管理が限界を迎えました。
「この記事、どのキーワードを狙ってたっけ?」「リライトしたのいつだっけ?」
そこでGeminiにこう投げかけました。
あなたはWordPress開発のプロです。
以下の要件を満たすプラグインのコードを書いてください。
1. 投稿画面に「狙っているキーワード」と「記事の目的」を入力するカスタムフィールドを追加。
2. 全記事のデータをCSVでエクスポートするボタンを設置。
出力されたコードをファイルにしてアップロードすると…なんと一発で動作しました。
「え、こんなに簡単でいいの?」と拍子抜けしたのを覚えています。
【V2 機能拡張】正規表現で「見出し構成・文字数」を丸裸にする
人間とは欲深いもので、入力欄ができると次は「中身」も自動で見たくなります。
「SEO分析をするなら、H2やH3の見出し構成や、文字数も一覧で見たい」と考えました。
しかし、これは記事本文(HTML)から特定のタグだけを抜き出す必要があり、難易度が上がります。
ここでGeminiの真骨頂が発揮されました。
LON:「本文からH2とH3のテキストだけを抜き出して、CSVの列に追加したい。あと文字数も。」
Gemini:「承知しました。見出し内の改行にも対応するため、末尾に修飾子sをつけた正規表現 /<h[23].*?>(.*?)<\/h[23]>/s を使用して抽出するロジックを追加します。」
専門用語が出てきましたが、私は「OK、頼む」と言うだけ。
結果、記事の構成が丸裸になるツールへと進化しました。
【V3 壁と突破】JIN:Rで起きたエラーと「Auto-Discovery機能」の閃き
ここで最大の壁にぶつかります。
AI Work Hackのサイトには超優良なテーマであるJIN:Rを使用しています。
「JIN:R」では、メタディスクリプションがWordPress標準の保存場所ではなく、独自のフィールド名で保存されており、CSVに出力されなかったのです。
「これ、クライアントが別のテーマを使っていたら、いちいちコード書き直しになるのでは?」
そこで、Geminiに無茶ぶりをしてみました。
テーマごとに保存場所が違う問題を解決したい。
データベース内の全データを総当たりして、「description」や「seo」という文字が含まれるキーを自動で探し出し、それっぽい値を勝手に取得する「オートディスカバリー(自動検知)機能」を実装できる?
Geminiは「面白いアプローチですね。やってみましょう」と回答。
完成したV3.3は、テーマを問わず隠れたSEO設定を自動で掘り起こすモンスターツールになりました。
※プロンプトについての理解を深めたい人は次の記事が参考になります

【応用】自作ツールで発見した「孤立記事」とSEO改善

苦労して作ったプラグインで出力したCSVデータを、今度はGeminiに読ませて分析を依頼しました。
「文字数が多いのに、内部リンクを受けていない(孤立している)記事をリストアップして」
結果は衝撃的でした。
1万文字を超える渾身の記事が、サイト内のどこからもリンクされていない「陸の孤島」状態になっていることが8記事も見つかったのです。
これさえ分かれば、あとは関連性の高い記事同士をリンクで繋ぐだけ。
「ツールを作る」→「データを見る」→「改善する」。
このサイクルすべてにGeminiが関わっています。
【2025.12.16 追記】このプラグインの効果実証データ
この自作プラグインを使って内部リンク構造を最適化したところ、サイト開設わずか7日目で「CTR 8.2%」という驚異的な数字を記録しました。
▼ 実際のGoogle Search Console画面

通常、新規サイトのCTRは1%未満が当たり前です。
この結果は、「AIと作成したプラグインによる構造化」がいかにSEOに効くかを証明しています。
フリーランスとして適正な年収相場と案件の選び方についてはこちらで解説しています。

【2025.12.30 追記】非エンジニアが、今度はAIだけでポッドキャスト番組を立ち上げてみた
今度は非エンジニアがAIだけでポッドキャスト番組を立ち上げてみました。
実際のポッドキャストの音声や実録は次の記事で紹介しています。
同じようにマルチメディア化を進めたい人は参考にしてみてください。

よくある質問(FAQ):Gemini開発の疑問

- Q. 無料版のGeminiでも同じプラグインは作れますか?
-
A. はい、小規模なものであれば可能です。
ただし、Gemini Advanced(有料版)の方が扱えるコード量(トークン数)が多く、複雑な機能を追加する際はスムーズです。
「じゃあ、有料版にする価値はあるの?」「元は取れるの?」と気になった方は、以下の記事で私が実際にAdvancedに課金して検証したコスパを解説しています。
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【知恵袋の絶望を論破】ADHDの「仕事がない」は嘘。AIと出会った瞬間、弱点は最強の武器になる
- Q. セキュリティが心配です。
-
A. 非常に重要な視点です。
顧客情報や機密データ(パスワードなど)は絶対にGeminiに入力しないでください。
今回は「コード」や「一般的なSEOデータ」のみを扱っています。
- Q. スマホだけで開発できますか?
-
A. チャットはスマホでも可能ですが、コードをファイル(.phpなど)に保存し、サーバーにアップロードする作業にはPCが必須です。
まとめ:Gemini活用事例は「アイデア」次第で無限大
今回は、基礎的な活用法から、非エンジニアがGeminiとタッグを組んでツール開発を行った事例まで紹介しました。
- GeminiはGoogle Workspaceと連携することで、資料探しや文書作成の時間を大幅に短縮できる。
- 画像やYouTube動画の要約など、マルチモーダル機能が情報収集に最適。
- コードが書けなくても、「何を解決したいか(妄想力)」があれば、実用的なツールは作れる。
- 自作ツールで得たデータをさらにAIで分析することで、プロレベルの成果が出せる。
「自分には無理」と諦める前に、まずはGeminiを開いて「こんなことできる?」「こんなツール作りたいんだけど」と話しかけてみてください。
その一言が、あなたの業務を劇的に変える第一歩になるはずです。



