【個人向け】生成AI活用事例6選｜非エンジニアが保守ツールを自作した実体験も公開

「生成AI、すごいのは分かるけど、結局個人の仕事でどう使うのが正解なの？」
「ニュースで見る事例は、なんだか自分とは遠い世界の話に聞こえる…」

そんなふうに感じて、一歩を踏み出せずにいませんか？ その気持ち、痛いほどよく分かります。

私も最初はそうでした。しかし、今では「コードを一切書かずに」WordPressのプラグインを自作したり、毎日の事務作業をほぼゼロにしたりと、AIを完全に「相棒」にしています。

結論から言うと、個人こそ生成AIを使うべきです。組織の稟議もルールも関係なく、あなたの生産性を今日から倍にできるからです。

この記事では、非エンジニアの私（LON）が実際に実践している、「守り（時短）」と「攻め（価値創造）」の生成AI活用事例を、具体的な失敗談も交えて紹介します。

【個人向け】生成AI活用事例（守りの効率化）｜毎日の事務作業を自動化する基本テク

まずは「守り」です。

つまり、「やらなきゃいけないけど、面倒な作業」をAIに押し付ける方法です。

ここを自動化するだけで、1日の自由時間が1〜2時間は簡単に増えますよ。

ChatGPT・Copilotでメール返信と議事録を3秒で作成

毎日届く大量のメールやチャット。これに一件ずつ「お世話になっております…」と打っている時間は、人生の無駄遣いです。

私は、返信が必要なメールが来たら、そのままAIに投げます。

ポイントは「自分の感情」だけを伝えることです。

これで、完璧な敬語のメールが3秒で完成します。

私たちは「判断」だけすればいい。つまり、AIを秘書として使うのです。

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面倒なExcel関数・スプレッドシート数式をAIに書いてもらう

「VLOOKUPの使い方、また忘れちゃった…」
「この条件でデータを抽出したいけど、関数が複雑すぎる」

こんな時、Google検索して解説記事を読み込んでいませんか？

その時間もショートカットできます。

「A列に日付、B列に売上がある。月ごとの売上合計を出したい」とチャットで伝えれば、AIが関数をそのまま吐き出してくれます。

エラーが出たら、エラーメッセージをコピペして「直して」と言えばOK。

Excel作業は「覚える」から「聞く」時代になりました。

長文PDFやWeb記事の要約でインプット時間を半減

長いレポートや契約書、読むだけで疲れてしまいますよね。

PDFファイルをChatGPT（有料版など）にアップロードして、「要点を3つの箇条書きにして」と頼みましょう。

「全部読んでから重要か判断する」のではなく、「AIに読ませてから、自分が読むべきか判断する」。

情報の洪水に溺れないための、必須テクニックです。

【個人向け】生成AI活用事例（攻めのスキル）｜未経験から価値を生み出す応用テク

ここからが本番です。

単なる時短ではなく、「自分一人では絶対にできなかったこと」を実現し、個人の市場価値を一気に高める「攻め」の事例です。

【体験談】PHP未経験がAIで「保守管理プラグイン」を1時間で自作した話

これが私が最もお伝えしたい、AIの真骨頂です。
私はプログラマーではありません。PHPのコードなんて一行も書けません。

しかし、クライアントのサイト管理のために、どうしても「特定のダッシュボード機能」が必要になりました。

外注すれば数万円、納期もかかります。

そこで私は、ChatGPTにこう指示しました。

「WordPressの管理画面に、保守管理契約の状況を表示するシンプルなプラグインを作りたい。私はコードが書けないので、ファイル構成と中身のコードを全部書いて。」

提示されたコードをコピペしてファイルを作成。サーバーにアップロードしました。
すると何が起きたか？ 画面が真っ白になりました（いわゆるWSOD）。

以前の私ならここで諦めていましたが、今は違います。
サーバーのエラーログをコピーし、AIに「このエラーが出た。直して」と突き返しました。

これを3回繰り返した結果、わずか1時間後には、完全に動作するオリジナルの保守管理プラグインが完成していたのです。
このツールのおかげで、クライアントへのサポート品質が向上し、契約継続率が高まりました。

「コードは書かない。AIを操る。」
このスタンスさえあれば、個人でもSaaSのようなツール開発が可能になる。

その詳細な全記録は、以下の記事で公開しています。

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画像生成AI（Midjourney/Nano Banana Pro）でブログ素材をゼロコスト化

ブログやSNS、プレゼン資料で「いい感じの画像」を探すのに何分かけていますか？
フリー素材サイトは他の人と被るし、有料素材はコストがかかります。

画像生成AIを使えば、あなたのイメージ通りの画像が1分で生成できます。

この記事のアイキャッチ画像も、実はAIで作っています。

著作権をクリアしたオリジナルの画像を使えるのは、個人の発信活動において最強の差別化になります。

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英語学習の相手をAIに任せてコストを削減する

英会話スクールに通うお金も時間もない。
そんな時は、ChatGPTのスマホアプリにある「音声会話機能」を使いましょう。

恥ずかしがる必要はありません。相手はAIです。
何度間違えても、何度聞き返しても、嫌な顔ひとつせず付き合ってくれます。これが月額数千円（あるいは無料）で手に入るのです。

これらの活用事例を実践するには、まずAIへの指示出しのコツを知っておくとスムーズです

よくある質問（FAQ）：個人の生成AI活用に関する疑問

最後に、個人で生成AIを活用する際によくある質問にお答えします。

Q. 無料版のChatGPTでも同じことができますか？

A. 基本的な文章作成やアイデア出しは無料版（GPT-3.5 / 4o mini）でも十分可能です。

ただし、この記事で紹介した「高精度のコード生成」や「画像生成」、「ファイル読み込み」などは、有料版（GPT-5.1など）の方が圧倒的に精度が高いです。

まずは無料で試し、限界を感じたら課金するのがおすすめです。

Q. 会社で使う場合のセキュリティが心配です

A. 非常に重要な視点です。

無料版やデフォルト設定では、入力したデータがAIの学習に使われる可能性があります。

会社や個人の機密情報（パスワード、顧客名、未公開データなど）は絶対に入力しないのが鉄則です。設定で「学習に使わない」モードにするか、機密情報を伏せ字にして使う工夫が必要です。

Q. スマホだけでも作業は完結しますか？

A. はい、可能です。

ChatGPTやCopilotには公式アプリがあり、音声入力も非常に優秀です。

移動中に音声でブログの下書きを作ったり、アイデアを壁打ちしたりと、スマホならではの「隙間時間活用」こそが個人の武器になります。

まとめ：【個人向け】生成AI活用事例の要点

今回は、個人が今すぐ使える生成AIの活用事例について解説しました。

• 守りの活用：メール返信や要約をAIに任せ、時間を生み出す。
• 攻めの活用：非エンジニアでも、AIにコードを書かせればツール開発までできる。
• スタンス：「AIに全部やらせる」のではなく、「AIと対話して修正しながら進む」のが成功の鍵。

特に「プラグイン開発」のような攻めの活用は、一度体験すると世界が変わります。

「自分には無理」という思い込みを捨てて、まずはプロンプトを一行、入力することから始めてみてください。

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LON | AI Work Hacker

非エンジニア実装家 / AI業務委託

「コードは書かない。AIを操る。」

普段は業務委託のプロとして、AI企業のLINE運用や自動化システム構築を担当。

エンジニア経験ゼロから、AIだけを武器にツールを自作する「実務ハック」を研究中。